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2019.01.08

WING

ANA・JAL、サンフランシスコ空港でバイオジェット燃料購入

昭和シェル石油から廃食油原料のバイオジェット調達

 

 全日空(ANA)と日本航空(JAL)は、サンフランシスコ空港で供給されているバイオジェット燃料を購入することを決めた。それぞれ昭和シェル石油との間で、契約を締結した。
 ANAによると、購入する燃料はワールド・エナジー社(米国ボストン)がロサンゼルス空港近郊で製造しているもので、その原料は使用済みの食用油。ANAは約265キロリットルを購入することを、昭和シェル石油との間で締結した。265キロリットルはサンフランシスコのフライトに換算すると、2便強ほどの量だという。
 ANAではサンフランシスコ線にバイオジェット燃料を使用することを検討するが、具体的にいつ搭載するかなどは現段階では決まっていないとしているが、その使用結果を元に更なる追加購入なども検討していく見通しだ。
 一方、JALもANAと同じ廃食油を利用したバイオジェット燃料を購入する。調達量に関しては非公表。1月末までにサンフランシスコー羽田線のフライトに搭載する予定だ。JALによると、今後の追加購入については未定だが、「機会があれば積極的にバイオジェット燃料を利用していきたい」(JAL広報部)としている。