中谷大臣、ルッテNATO事務総長と連携強化で一致

　実務的な防衛協力を推進、NATO関与「心強く」

　中谷元防衛大臣は現地時間の10月17日、NATOのルッテ事務総長を表敬し、事務総長就任の祝意を示し、NATO国防相会合へ日本を含むIP4が招待を受けたことに改めて謝意を示した。会談では、日NATO間で昨年策定した「日NATO国別適合パートナーシップ計画（Individually Tailored Partnership Programme：ITPP）」に基づいて、サイバー・宇宙・戦略的コミュニケーションの分野や、相互運用性の向上に向けて、実務的な防衛協力をさらに推進していくことで一致した。また、NATOとIP4との連携を強化していくことも確認した。
　中谷大臣は、安全保障環境が国際的に複雑さと厳しさが増す中、NATOと同志国による協力の重要性が一層高まっているとして、NATOによるインド太平洋地域への関与が継続していることを「心強く思う」と述べた。
　　ルッテ事務総長からは、日本が行っているウクライナ支援に対し、感謝の意が示された。

※写真＝ルッテ事務総長との会談で、さらなる連携強化で一致した（提供：防衛省）