ウイングトラベル
最大9連休年末年始、JAL・ANA国際線好調
近距離と欧米長距離線人気、国内線前年割れ
航空会社各社は1月7日、年末年始期間(2018年12月28日-19年1月6日)における航空各社の利用実績を発表した。今回の年末年始期間は1月4日に休暇を取得すれば、最大9連休になるという日並びの良さに恵まれており、この長い休暇を活かしてとくに国際線の利用が好調に推移した様相。中国線といった近距離線に加え、人気のリゾート、そして長い休みを活用した欧米線も好調なディスティネーションとなった。
大手航空会社2社の国際線利用状況をみてみると、全日空(ANA)は提供座席数を3.7%絞ったために旅客数が1.4%減少した30万389人に。利用率ベースでは2ポイント改善した86.7%と堅調だった。一方の日本航空(JAL)国際線は、提供座席数が前年比8.2%増の32万7991席と大きく増やし、旅客数も8.7%増の29万9730人となっており、利用率ベースでも前年比0.4ポイント増加となった91.4%と好調な実績を記録した。
好調に推移した国際線の一方、国内線は大手2社ともに、旅客数ベースで前年割れの実績。ANA国内線旅客数は4.1%減少した145万462人、一方のJALも旅客数が0.1%減の111万1862人に留まり、両社ともに伸び悩んだ。