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IHI航空宇宙・防衛、2030年度の売上を8000億円に
営業利益率15%目標、推力基盤に事業間シナジー拡大
IHIの佐藤篤常務執行役員(航空・宇宙・防衛事業領域長)が10月23日、航空・宇宙・防衛事業領域の2030年度の売上収益を8000億円に、2040年度には1兆円に引き上げることを目指す方針を明らかにした。
佐藤常務は「この達成に向けて民間エンジン事業では、中長期にわたり売上・利益の双方を持続的に成長させる。防衛事業では予算増額に伴う売上拡大と収益性の向上を図っていく。そして宇宙事業では国の宇宙事業に対する貢献に加え、民間事業を展開していく」としながら、「中期的には2030年度の売上高8000億円、営業利益15%程度を目標とし、2040年度までに売上1兆円。この目標を達成するためには、コア技術である推力を基盤に事業間シナジーをさらに強化していく」方針を示した。
※この記事の概要
・民間エンジン、30年度の売上は4500億円規模
第2世代エンジンのアフターマーケット拡大
・防衛事業、2030年度に売上2500億円
防衛装備海外移転にも注力
・宇宙事業は長期的な成長ドライバー など