ウイングトラベル
インドネシア、18年の日本人訪問客目標60万人に
前年比12%増、航空座席増とプロモーション強化
インドネシア共和国観光省のヴィンセンシアス・ジェマドゥ マーケティング開発総局アジアパシフィック担当部長は本紙とのインタビューに応じ、2018年の日本人訪問客数目標を前年比12%増の60万人に設定したことを明らかにした。今年は新路線の開設で供給座席が増えることに加え、日本とインドネシアの国交樹立60周年を記念した数々のイベントを通じてインドネシア観光促進に関するプロモーションを積極展開していく。加えて、旅行会社などとの共同企画の推進やチャーター便運航に関するインセンティブを設定し、目標達成につなげる。
さらに、インドネシア国内の観光インフラ開発も加速させていく。政府が重点開発地域として指定する都市において、短工期で完成する建物を活用した宿泊施設を開設していき、観光客の受け入れ体制を整備していくほか、航空路線の誘致に向けた支援体制を強化していくことで、日本を含めた外国人旅行者の訪問者数上積みを目指していきたい考えだ。
2017年のインドネシアへの外国人訪問客は前年比22%増の約1400万人となった。このうち日本人は5%増の54万人となった。この状況についてヴィンセンシアス部長は「日本は14年、15年と需要が停滞していたが、16年以降はプラス成長を見せており、非常にいい流れとなってきている」と振り返った。
※写真=インドネシア共和国観光省のヴィンセンシアス・ジェマドゥ マーケティング開発総局アジアパシフィック担当部長