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2024.10.28

ウイングトラベル

★トルコのツアーバス事故で入院中の1人死亡

 クラツー発表、ツアーはバス会社変更の上催行継続

 

 クラブツーリズムは10月17日に発生した同社企画のトルコ周遊ツアーで発生したバス事故において、病院で治療していたツアー客1人が10月25日未明に死亡したことを発表した。同社は主催ツアーにおいて発生した事故について謝罪をするとともに、引き続き事故に遭ったツアー客や家族へのケアに引き続き当たっていくとした。また、今後のトルコ周遊ツアーについては事故を起こしたバス会社の使用を停止するとともに、注意喚起を行った上で催行を継続する。
 25日夜に会見を行ったクラブツーリズムの酒井博代表取締役社長は「ツアーの企画実施会社として、誠に申し訳なく、心より深くお詫び申し上げる」と謝罪した上で「事故に遭われたお客さまとご家族には、引き続き誠心誠意対応していく」と述べた。
 今回のバス事故はクラブツーリズムのヨーロッパ旅行センターが企画した成田空港発着の「2都市×2連泊 トルコ満喫8日間」のツアーで発生した。
 ツアーは10月15日に成田空港を出発し、イズミール、パムッカレ、カッパドキア、イスタンブールを訪問する内容で事故はツアー3日目の17日午前10時45分(日本時間にパムッカレからカッパドキアに向かう途中で走行中道路から右に外れ、道路脇の畑に横転した。
 今回は50〜80歳代の男女20人がツアーに参加。それに添乗員、現地ガイド、ドライバーの計23人がバスに乗車していた。このうち7人が病院に搬送され、2人が入院し、残る5人は治療を受けたのち日本に帰国した。
 現地で入院した2人のうち1人が25日未明に死亡し、残り1人は現在も病院で治療を続けている。残りのツアー客については、イスタンブールで観光をした上で22日に予定通り帰国した。
 事故原因について酒井社長は「ドライバーの健康状態に問題は無かったと聞いている。詳細については現在トルコ当局で捜査中であり、われわれも捜査結果を待っている状況」とした。
 今後のトルコツアーについて酒井社長は「事故を起こしたバス会社は利用停止とし、別のバス会社を手配した上でツアー催行を継続する」とした。また、バスの運転手に対しては安全運転に対する注意喚起を行っていく」と述べた。

※写真=トルコのツアーバス事故について説明するクラブツーリズムの酒井博代表取締役社長(写真右)