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エアバス、タタとインドにC295最終組立ライン開設
インド空軍向けに56機、40機がインドで製造・組立
エアバスは10月28日(バドダラ現地時間)、タタ・アドバンスト・システムズ(TASL)とインド・グジャラート州バドダラにおいて、C295の最終組立ラインを有する複合施設を開設したことを発表した。これはインド政府の「アートマニルバー・バーラト」(自立したインド)計画に寄与するもので、エアバスがインド国内に航空機の最終組立ラインを整備した初の事例となった。
TASLとエアバスは、インド空軍(IAF)のAVROの後継機として、C295を56機納入するべく、「Make in India」プロジェクトで提携している。両社の契約では、バドダラの最終組立ラインでエアバスとTASLが協力して40機を製造・組み立てる計画で、残る16機はスペインのセビリアにあるエアバスの最終組立ラインから「飛行可能な」状態でIAFに納入する。セビリアの最終組立ラインから現在までに、計6機の機体が納入済みだ。