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内倉空幕長、F-35B運用へA型スタッフ転用で対応
共通する機体で効率化、養成の期間短縮へ
内倉浩昭空幕長は10月31日の定例会見で、今年度末にも取得予定のF-35Bを運用するパイロットや整備員を確保するため、派生型のベースとしてすでに運用しているF-35Aのスタッフを転用して、本格運用に向けて効率化を図る考えを示した。
Fー35シリーズはマニュアルが英語で表記され、随時アップデートされている。そのため、対応するパイロットや整備員を確保することは、従来機に比べて難しいといわれる。
内倉空幕長は、すでに運用しているA型と、今後取得するB型とでは、STOVL機であるなど多分に相違点があるため、B型を運用するスタッフは改めて技能を習熟する必要があるとした。しかしながら、Fー35という航空機の枠の中で派生した機体同士で「運用を始めて5年以上が経過したF-35Aのパイロットや整備員など、一部をB型へ転用することで、要員養成にかかる期間を短縮化していく」ことができると説明。A型とB型の差分を最短の時間で埋めて養成できる考えを示した。
※写真1=記者の質問に答える内倉空幕長
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