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商船三井、船級検査をドローンで実施
船舶検査のドローン検査有効性確認
商船三井はこのほど、日本海事協会、日立システムズ、三井物産と共に、商船三井が運航する石炭船の船級検査をドローンで実施する実証実験を行った。石炭船が和歌山県のMES-KHI由良ドックに入渠した際に行ったもの。
実証実験ではドローン空撮によって貨物を積載するカーゴホールド、さらには貨物を積んでいない時に、船舶の安定性を確保するために海水を積載するバラストタンク内の模擬船舶検査を行った。就航船で実験することにより、発錆や腐食の状況、および亀裂の有無を検査する上でのドローンの有効性について検証した。
従来、入渠時には足場を組んで、船級協会による目視検査や船主・船舶管理会社による保守点検作業等を行ってきたが、ドローンを活用することにより、高所・危険区域における業務の安全性向上や効率化に貢献できることが期待されるという。なお、この実証実験に投入したドローンは、DJI社製MATRICE210。
※写真=実証実験の様子(提供:商船三井)