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2024.11.07

ウイングトラベル

★ロサンゼルス、「大谷効果」で観光客増加基調

 日本人32万人、26年サッカーW杯、28年五輪に期待

 

 ロサンゼルス観光局は、MLBロサンゼルス・ドジャースのワールドシリーズ優勝を受けて声明を発表し、今年の日本人訪問者数が32万人に達するとの見通しを示した。また2026年のFIFAワールドカップや2028年のオリンピック・パラリンピックの開催を控え「世界最高峰のスポーツ・エンターテインメントのデスティネーション」としての魅力を一段と訴求していく姿勢を示した。
 同観光局のアダム・バーク社長兼CEOは「ロサンゼルスは、米国のどの都市よりも多い11のプロスポーツチームを抱えている。今回のドジャースの素晴らしい成功を通じて、ロサンゼルスがいかに世界のスポーツファンにとって最高のデスティネーションであるかを示した」と強調した。
 特に日本市場においては、今年ドジャースに加入した大谷翔平選手と山本由伸選手の活躍により訪問者が増加。観光局では今年の日本人訪問者数は約32万人に達し、海外市場の中で第5位の規模となるという予測を示した。
 来年のMLBレギュラーシーズンは、2025年3月18・19日に東京で開幕することが決まっており、ロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスが対戦する予定。来シーズンも日本人選手の活躍により、ロサンゼルスへの訪問者増加が期待される。
 さらに2026年にはNBAオールスターが開催されるほか、カナダ、メキシコとの併催となるFIFAワールドカップでは8試合がロサンゼルスで行われることとなっている。
 また2027年にはNFLのスーパーボウルが、2028年にはオリンピックとパラリンピックが行われるなど大規模スポーツイベントが目白押しとなっており、日本を含む訪問者数のさらなる増加が見込まれるとした。

 

※画像=ロサンゼルスは、スポーツをきっかけとして訪問客が増加基調に(画像はロサンゼルス観光局のウェブサイト)