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ドイツエアクラフト、DLR「D328 UpLift」がFT-SPK燃料で飛行
D328eco、2027年EIS当初から100%SAFで運航開始へ
ドイツエアクラフトとプラット・アンド・ホイットニー・カナダは、フィッシャー・トロプシュ合成パラフィンケロシン(FT-SPK)燃料を投入したドイツ航空宇宙センター(DLR)の「D328 UpLift」飛行ラボ機を活用し、計5回の排出および飛行機雲測定飛行を終了したことを発表した。この成果により両社は、プラット・アンド・ホイットニー・カナダ製「PW127XT-S」エンジンを搭載したドイツエアクラフトの次世代40人乗り「D328eco」が、2027年の就航当初から、100%SAFで運航することができる道が拓かれたとした。
この合成燃料による試験飛行は、ドイツ航空宇宙センター(DLR)と共同で「UpLift-CLIM0ART」プロジェクトとして実施したもの。プラット・アンド・ホイットニー・カナダのPW119Bエンジンを搭載した「D328 UpLift」が、従来のケロシン燃料を使用した場合と同等の性能と効率を発揮できることを示した。
※画像=次世代機「D328eco」が2027年の就航当初から100%SAFで稼働する道を拓いた(提供:ドイツエアクラフト)
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