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2024.11.07

WING

福岡空港国際線増築工事、3月28日にグランドオープン

 保安検査場拡張、九州発の優先レーンも

 

 福岡国際空港会社は11月6日、国際線ターミナルビル等増改築工事におけるグランドオープンが、来年3月28日に決定したことを発表した。
 福岡国際空港会社は、国が実施している滑走路増設事業に合わせ、国際線ターミナルビルの増改築工事を進めてきており、去る2022年5月に着工していた。
 この増改築工事では、コンコース延伸、旅客搭乗橋増設、立体駐車場新設、ラウンジリニューアルなどの施設拡張に加えて、自動チェックイン機増設、自動手荷物預入機導入などを既に実施した。既報の通り今年12月にはアクセスホール(到着ロビー拡張、二次交通への乗り継ぎ環境改善)と内際連絡バス専用道を供用開始し、来年3月にいよいよグランドオープンを迎えることが決まった。
 福岡国際空港会社によれば、グランドオープン時には保安検査場や出国審査場を移転拡張する。その面積は約1400平米となり、整備前の約300平米から大幅に拡張する。その保安検査場には新たに「スマートレーン」を7台導入。これにより、処理能力が約2倍となり、出発手続き時間の短縮を図ることができる。「スマートレーン」は最大4名が同時に準備することができ、手荷物を載せたトレーが自動で運ばれる。X線CT検査装置により、パソコンなどを手荷物から取り出さなくても検査することが可能だ。

 

※画像=福岡空港国際線ターミナルビル等増改築工事のグランドオープンが3月28日に決定(提供:福岡空港)

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