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2019.01.11

WING

ロッキード、2018年に91機のF-35を納入

フルレート生産可能性を実証、2019年は130機超へ

 

 ロッキード・マーティンは2018年12月20日、同年で91機目のF-35戦闘機となるF-35B(短距離離陸垂直着陸型)を米海兵隊に納入し、政府とメーカー側共同の引渡し目標を達成、F-35事業がフルレート生産に入れる可能性を実証した。2019年にはロッキードは130機以上のF-35の引渡しを計画している。
 2018年の91機引渡しという実績は、2017年に比べ40%近い増加であり、2016年に比較するとおよそ100%(約2倍)増となる。2018年に納入した91機のF-35の内訳は、米国向けが54機、国際パートナー国(共同開発参加国)向けが21機、FMS(有償援助)国向けが16機となっているという。日本向けはFMSに含まれる。
 また、2018年末のF-35納入累計機数は355機となり、運用基地は世界中で16ヵ所に拡大した。730人以上の操縦士と6700人以上の整備員が訓練を受け、F-35フリートの累計飛行時間は17万5000時間に達している。

 

※写真=2018年最終納入機となった米海兵隊のF-35B(提供:ロッキード・マーティン)