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日中海空連絡メカニズム、効果的な運用を評価
ホットラインの早期開設へ調整加速化
日本と中国の防衛当局は、昨年6月8日に運用を開始した日中海空連絡メカニズムについて、効果的に運用されていると評価した。まだ詳細が決まっていないホットラインについては、早期の開設を目指して調整を加速化し、同メカニズムの実効的な運用を進める。
これは、昨年の12月26・27日に北京で行われた、日中海空連絡メカニズムに関する日中防衛当局の年次会合・専門会合で示されたもの。海空の安全保障政策など、意見交換を行った。同会合は第1回目の開催であり、今後は2019年に日本で第2回目の会合を開催する予定とした。
※写真=上は去年12月27日に東シナ海から対馬海峡を通過した中国のY-9情報収集機。下はその前日26日から27日にかけて対馬海峡を往復したジャンカイII級フリゲート。中国軍は海空域で活発に活動していて、不慮の衝突を避けるメカニズムは必須だ(提供:統合幕僚監部)