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スカイマーク中間期、事業収益過去最高も純損失約6億円
円安・原油高でコスト増加、本業の旅客収入は4.7%拡大
スカイマークが11月11日に公表した2025年3月期中間決算によれば、事業収益は前年同期比4.7%増加した544億8800万円となった。同日、記者会見に臨んだ本橋学社長は「事業収益は6四半期連続で過去最高を更新した」とし、「各4四半期累計における過去最高を更新し、継続的なトップラインの成長を実現している」ことに言及した。
好調に伸びた事業収益の一方、利益面は苦しい。足下では旺盛な旅客需要により、旅客収入を4.7%伸ばすなど、本業は好調な一方、円安・原油高に伴うコスト増に直面。営業利益は26.9%減少した23億2400万円に、経常利益も98.4%減の9500万円まで縮小し、中間純損益は5億9000万円の赤字を計上した。スカイマークが中間損益で赤字となったのは、2021年度の中間決算以来のことだ。
※この記事の概要
・イールド12.1円と前年並み、平均単価目標を588円下回る
イールドマネジメント推進、「まだまだアドバンテージ」 など