ウイングトラベル
★トルコ国際観光客数、1-9月期4920万人と過去最高
年間目標引き上げ、イスタンブールとアンタルヤ牽引
トルコ文化観光省のメフメト・ヌリ・エルソイ大臣はイスタンブールで記者会見し、2024年第3四半期(1-9月)にトルコを訪れた観光客数が前年同期比9%増の4920万人に達し、過去最高記録を更新したことを明らかにした。これにより、2024年の年間訪問者数目標の6000万人を上回ることが確実で、エルソイ大臣は年間目標を6100万人に引き上げる方針を示した。
同期間の観光収入も前年同期比7%増の469億米ドルを記録し、外国人観光客1人当たりの1日平均消費額は107米ドルに到達している。こうした成果により、トルコは世界的な観光地としての地位をさらに強固にしたとしている。
中でも、イスタンブールはトルコ最大の都市として、2024年第3四半期までの9か月間に200カ国以上から1400万人以上の観光客を迎え、観光のハブとしての役割を果たしている。また、「トルコ観光の首都」とも言われるアンタルヤは、同期間に1330万人以上の観光客を受け入れ、東地中海地域でのリゾート地としての首位の座を堅持したと強調した。
さらに、イスタンブールやアンタルヤに次ぐ観光拠点のイズミルやムーラも国際観光客が増加している。とくに、ロシア、ドイツ、イギリスはトルコの観光市場において重要な役割を果たしており、ロシアからは550万人以上(前年同期比6%増)、ドイツからは520万人以上(同期6%増)、英国からは370万人(同17%増)が訪れた。また、中国からの観光客も前年同期比84%増の31万2000人に達している。
※写真=トルコ・アンタルヤのスィデ遺跡