WING
羽田国際線10月、旅客数は5.9%増の155万人超
出入国ともに日本人二桁増、外国人出国者が前年割れ
東京国際空港ターミナル(TIAT)が発表した2018年10月の羽田空港国際線の旅客利用実績によると、出入国者および通過客をあわせた旅客数は、対前年同月比5.9%増えた155万1037人となった。出入国者数ともに日本人旅客数の伸びが好調で、いずれも10%を超える伸び率を確保。一方で外国人旅客数は入国者数こそ2.2%増と前年同月実績を上回ったものの、出国者数ベースでは0.1%減少した。羽田空港国際線出国者の外国人旅客数が前年割れとなったのは、2012年3月以来のこと。
このうち入国者数は7.1%増加した76万5123人で、日本人が11.7%増えた41万1544人、外国人は2.2%増加した35万1082人、日本における米国および国連軍隊地位協定に該当する協定該当者数1.1%減少した2497人だった。
一方、出国者数は5.8%増加した76万815人だった。このうち日本人旅客数は10.9%増加した42万5571人で、外国人旅客数は0.1%減少した33万2561人に。外国人の入国者数は前年実績を上回っていることから、羽田イン、地方などの他空港アウトという流れが加速したように思われる。さらに、日本各地で災害が多発したことも影響したと推察されるところだ。ちなみに協定該当者は4%増加した2683人だった。