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2024.11.25

WING

国内航空機生産8月、前年同月比25%増の1498億円

 航空機製造回復進むもボーイングスト等懸念材料

 

 今年8月の国内航空機生産額(製造・修理)は、対前年同月比約25%増加した1497億8900万円(前年同期:1197億9100万円)で着地した。
 日本の航空機産業は、その力を徐々に取り戻しつつあることがあらためて浮き彫りとなっている。ただ、一方でコロナ禍に離れてしまった人材の回復に欧米メーカーが苦しんでサプライチェーンの混乱が続いているほか、既に収束しているものの、ボーイングにおけるストライキ発生など、こうした懸念材料が今後の数字に表れてくることもありそうだ。

 

 製造生産額、1355億円、修理は143億円に

 

 日本航空宇宙工業会(SJAC)がまとめ今年8月の国内航空機生産実績のうち、製造の生産額は、1355億1300万円(前年同月:1051億6700万円)だった。そのうち防衛向けが157億1300万円、民間向けは1198億円だった。

 

※写真=国内の航空機産業の回復は力強い。8月単月で1500億円ちかい生産額を記録した

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