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イプシロン第2段モータ、再地上燃焼試験も再び異常燃焼
設計・対策の妥当性など検証が目的、分析急ぐ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月26日、「イプシロンS」ロケットの第2段モータの再地上燃焼試験を、種子島宇宙センター竹崎地上燃焼試験場において実施した。JAXAのライブカメラでは、午前8時30分頃から地上燃焼試験を開始。ただ、燃焼試験開始約49秒後に異常燃焼が発生し、火災が一部発生した。JAXAによれば、人的被害および第三者の物的被害は無いとしている。今後の対策・スケジュールなどに関しては、現時点で「未定」とした。
「イプシロンS」ロケット実証機(イプシロン7号機)は今年度中の打ち上げを目指していたが、今後は今回の異常燃焼に至ったシナリオ特定と対策を講じていかなければならないことは必至だ。
※画像=種子島の竹崎地上燃焼試験場で行われた「イプシロン」第2段モータの燃焼試験の様子。異常燃焼が発生した(JAXAライブカメラより)
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