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NAA中間決算、営業収益1276億円で過去最高に
円安影響で外国人伸び、物販・飲食が好調
成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は11月28日の会見で、今年度の中間連結決算(2024年4月1日~9月30日)について営業収益が前年同期比27.9%増の1276億円、営業費用が9.8%増の1047億円となって、営業利益が428.2%増の228億円、経常利益が541.6%増の220億円、中間純利益が430.8%増の195億円になったと説明。特に営業収益は、上期として最高だったコロナ禍前2019年度同期(1267億円)を上回り、民営化以降最高の収益になったと発表した。
成田空港の24年度9月まで中間期取扱量は、航空機発着回数が全体で16%増の12.2万回、旅客数が20.2%増の1992万人と、いずれも前年同期よりも増加。そのうち国際線では発着数が20%増の9.5万回、旅客数が26.5%増の1601万人になったとし、国内線では発着数が3.5%増の2.6万回、旅客数が0.5%減の390万人だったとした。
田村社長は、今年度上期が「引き続き(コロナ禍から)回復傾向にあった」とし、とりわけ「外国人旅客数が4月から9月までとして、初めて1000万人を超えて最高値を更新した」と、増収の理由を説明。国際航空と貨物取扱量が前年同月を6ヵ月連続で前年を上回り好調に推移した。