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2024.12.05

WING

統幕、南西の接続水域で露海軍潜水艦初確認

 与那国島と西表島間通過して東シナ海へ

 統合幕僚監部は、12月3日にロシア海軍のキロ改級潜水艦が与那国島と西表島の間を通過したことを発表した。通常動力型潜水艦ながら、南西諸島周辺の接続水域を航行したのは初めてのこと。
 統幕によると当日午前8時ごろ、沖縄県与那国島南沖約50キロの海域を北東方向へ進むロシア海軍イングル級救難えい船およびキロ改級潜水艦の2隻を確認した。その後2隻は、与那国島と西表島間の海域を北東へ向けて進み、東シナ海へ向かった。
 この2隻に対して海上自衛隊は、海上補給隊(佐世保)の補給艦「はまな」および第5航空群(那覇)のP-3C哨戒機が警戒監視・情報収集を行った。

※写真・図=3日に確認したロシア海軍のキロ改級潜水艦とイングル級救難えい船。与那国島と西表島間の水域を通過した(提供:統合幕僚監部)