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佐川急便、保冷コンテナ動力にニッケル水素電池
充電式パックで電池使用量を年17万本削減
佐川急便が航空保冷コンテナの電力方式をニッケル水素電池パックに変更することを決めた。変更は今年3月からを計画している。同社によれば、航空保冷コンテナへのニッケル水素電池パック使用は、航空貨物フォワーダーとしては初めてのこと。
佐川急便によれば、航空保冷コンテナは各航空機内において保冷能力を維持するための冷却ファンの動力としてマンガン乾電池を使用していたとのこと。そのため使用後は廃棄が必要となるなど資源の有効活用が難しい状況だったという。
動力をニッケル水素電池パックという充電式電池パックを使用することで、廃棄物産出を抑制することとなり、年間で17万本(約23トン)の電池使用量を削減することができる。また、これまで複数本の乾電池を交換していた作業が1個の充電式電池パック交換に変わることで、作業効率が向上する見通しだ。
※写真=航空保冷コンテナの電力方式をニッケル水素電池パックに変更(提供:佐川急便)