記事検索はこちらで→
2019.01.17

ウイングトラベル

タイ国際航空、仙台線再開に意欲

社長が来日、タイ各地の魅力を訴求

 タイ国際航空は、スメート・ダムロンチャイタム社長の来日に合わせ、都内ホテルで「EXPLORE THAILAND SECONDARY DESTINATION」と題したセミナーとレセプションを開催、レセプションの挨拶の中で、同社アーヌパープ・キッティクン日本地区総支配人は日本路線について言及、「近い将来仙台も検討している」と述べ、仙台線再開への意欲を見せた。セミナーでは、同社およびグループ会社「タイスマイル」のタイ国内のネットワークを紹介したほか、タイ国政府観光庁(TAT)やタイ国コンベンション&エキシビションビューロー(TCEB)の協力を受け、バンコク以遠の「SECONDARY DESTINATION」となるタイ各地の魅力を訴求した。
 キッティクン日本地区総支配人は「日本は当社にとって最重要市場であり、ナンバーワンの利益をもたらしている。現在、当社は成田、羽田、名古屋、大阪、福岡、札幌の6空港より週80便を運航しており、近い将来仙台への運航も検討している」とコメント。仙台へは2013〜2014年に定期便を運航した実績があり、民間運営となった仙台国際空港への再開が期待されるところだ。
 一方、セミナー冒頭、ダムロンチャイタム社長は「タイでは国を挙げて観光地として、またMICEの開催地として、セカンダリーシティと言われる、まだあまり知られていないデスティネーションをプロモーションしている。当社もナショナルフラッグキャリアとして、TATやTCEBなどと協力し、こうしたセカンダリーシティへの送客を全力で促進している」と説明。同社はグループ会社タイスマイルとの共同運航便を合わせ、タイ国内10都市をカバーする。

 

 訪タイ日本人、前年比7%増の165万人に
 今年は9%増の180万人目標、地方への送客がカギ
 タイの地方へのMICE誘致も

 

※写真=レセプションでは鏡開きも行われた。両脇に客室乗務員を挟んで左より、TAT東京事務所所長パッタラアノン・ナ・チェンマイ氏、タイ国際航空日本地区総支配人アーヌパープ・キッティクン氏、駐日タイ王国特命全権大使バンサーン・ブンナーク氏、タイ国際航空社長スメート・ダムロンチャイタム氏、同副社長ウィワット・ピヤウィロ氏

 

※写真=セミナーの様子。左からタイ国際航空東日本旅客営業部アシスタントマネージャー梅田充氏、タイ国政府観光庁東京事務所マーケティングマネジャー藤村喜章氏、タイ国政府コンベンション&エキシビションビューロー日本オフィス代表池田久美氏