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2024.12.16

WING

ヤマト、米墨国境通関手続きなしの越境トラックサービス

 空港間保税転用活用、通関手続きリードタイム短縮

 

 ヤマトホールディングス傘下の米国ヤマト運輸は、米国とメキシコとの国境における通関手続きを必要としない「空港間保税転送」を活用した越境トラック輸送サービスを12月12日から提供を開始した。
 このサービスにより、通関手続きのリードタイムが短縮することなどができる。2023年の米国-メキシコ間の貿易総額は約8000億ドルにのぼり、米国の国別輸入額はメキシコが首位だ。その一方で複雑な国境通関手続きに加え、貿易量増加に伴う通関手続きの混雑による輸送の遅れなどが課題となっている。
 そこで米国ヤマトは、これまで米国-メキシコ間における越境トラック輸送サービスを提供してきた経験を活かしつつ、より迅速で定時性の高いサプライチェーンを構築するため、米国とメキシコの主要空港間の保税転送を活用した越境トラック輸送サービスを開始することにした。通関手続きは到着地の空港で行うため、国境での通関対応が不要になり、より短いリードタイムと定時性の高い輸送を実現することができる。

 

※画像=米墨国境通関手続きを必要としない「空港間保税転送」を活用した越境トラック輸送サービスを展開(提供:ヤマトHD)

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