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米海兵隊の移転開始、動き出した在日米軍再編
来年にかけてまずは100人、III MEF後方要員が対象
防衛省は12月14日、沖縄県に展開する米海兵隊がグアム移転を開始したことを発表した。これは国外移転の第1段階で、日米両政府は引き続き移転を進めて沖縄をはじめとした地元への負担を軽減しつつ、日米同盟の抑止力・対処力強化に努めるとしている。
今回の移転では、第3海兵機動展開部隊(III MEF)の後方支援要員約100人が対象で、来年にかけて比較的小規模な移転を行うとして、部隊司令部は移転しない。今後移転を段階的に行って、現在計画している隊員4000人以上と同家族のグアム移転を行っていくことになる。
今回の移転開始は今年7月28日の日米2プラス2の共同発表に沿ったもの。中谷元防衛大臣が14・15日に沖縄を訪問し、地元に対してグアム移転開始について説明した。
※写真=防衛省・自衛隊は米海兵隊との連携の重要性を強調する。写真は陸上自衛隊と米海兵隊との「レゾリュート・ドラゴン」(提供:陸上自衛隊)
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