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カイロス2号機、強風影響で2日連続延期
次回打ち上げは18日予定、関係各所と調整
スペースワンは12月14日に計画していた「カイロス」2号機の打ち上げについて、同日、上層風に強風が吹いているとして打ち上げを見送った。その後翌15日に打ち上げるとしたが、15日10時20分の打ち上げ最終判断おいて、前日と同じく強風の影響で打ち上げを見送った。12月15日現在、次の打ち上げは12月18日に計画している。
「カイロス」を巡っては今年3月に打ち上げた初号機は、打ち上げ約5後に爆発。その後の調査で、打上げ前の予測に比べて、第1段の推力が低く、速度が不足し、自律飛行安全システムが稼働したことが原因と判明した。想定よりも推力が低かった原因としては、①飛行計画に用いる推力履歴の元となる推進薬の燃焼速度の計測プロセスにおいて差異が生じ、初号機では燃焼速度を実際より高目に予測していたこと、②自律飛行安全システムを日本で初めて適用するということで飛行正常範囲を厳しく設定していたことなどが原因としていた。
※画像=スペースワンは14日・15日と2日連続で2号機の打ち上げを見送りに。上層風の風が打ち上げに適さなかった(提供:スペースワン)
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