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露艦艇3隻が対馬海峡北上、去年10月の船と同一
海自「とよしま」、P-3C哨戒機が確認
統合幕僚監部はこのほど、下対馬の南西約115kmの海域で1月16日にロシア海軍の艦艇3隻を確認したと発表した。確認したロシア艦艇は、スラバ級ミサイル巡洋艦、ウダロイI級駆逐艦、ボリスチリキン級補給艦。これら3隻は、去年10月9日に対馬海峡を南下したロシア艦艇と同一であることが分かっている。何らかの訓練もしくは任務を行って戻ってきたものと思われる。
このロシア艦艇は、同日午前8時ごろに下対馬を北東方向へ航行していたところ、海上自衛隊第43掃海隊(下関)の「とよしま」および第1航空群(鹿屋)のP-3Cが確認した。その後ロシア艦艇は対馬海峡を北上し、日本海へ向けて航行。自衛隊などへの危険な行動や、日本領海内での航行などはなかった。
※写真=このたび対馬海峡を北上したロシア艦艇。上からスラバ級ミサイル巡洋艦、ウダロイI級駆逐艦、ボリスチリキン級補給艦(提供:統合幕僚監部)