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ロシアIL-38が山陰-北海道沖を長距離飛行
複雑な飛行ルート、去年11月にも同機が飛来
統合幕僚監部は1月17日、ロシア軍のIL-38哨戒機1機が山陰沖から北海道沖へ飛行しているのを確認したと発表。直ちに航空自衛隊の北部航空方面隊および中部航空方面隊の戦闘機を緊急発進させて対応した。IL-38は方向を大きく変えながら飛行したが、領空侵犯および危険な行為はなかった。
ロシア機を確認したのは、当日午前から午後。山陰沖から北海道沖まで飛行した。かなり複雑な飛行ルートとなっていて、飛行図中の円内は概略化したもの。何らかの訓練または任務を行っていたものと見られる。
※写真=山陰沖から北海道沖まで長距離飛行したロシアのIL-38哨戒機(提供:統合幕僚監部)
※図=IL-38の飛行ルート。複雑なルートで飛行していたのが分かる(提供:統合幕僚監部)