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2024.12.24

ウイングトラベル

★JAL年末年始予約、国際線24.2%増、国内も増加

 日並び良く好調、ハワイ路線は連日ほぼ満員

 日本航空(JAL)が12月23日に発表した年末年始期間(12月27日~2025年1月5日)の予約状況は、国際線が前年同期比24.2%増の22万6089人と前年を上回り好調に推移した。国内線では8.8%増の108万239人となり、こちらも前年以上の予約を見込む。休みの日並びが良く、国際線・国内線どちらも好調に予約を伸ばした。
 国際線では期間中に提供座席数が前年比10.8%増の25万7442席で、搭乗率が9.5ポイント伸びた87.8%となった。方面別で見ると、東アジア路線を中心に各路線で前年を上回る予約となった。特にハワイ路線が好調で、12月27日の日本到着以外便でほぼ満席となり、これまで日本人の旅行マインドの回復は緩やかだったが、さらなる回復も期待できる。
 日本発便のピークは12月28日の93.2%で、12月の予約率はすべて80%後半を確保している。一方で日本着のピークは1月4日の91.1%となっており、1月はすべて利用率が86%台となっている。
 JALグループ(JAL/JAIR/JAC/HAC/JTA/RAC)による国内線の提供座席数は前年比1.1%減の132万8870席であり、予約率が7.4ポイント上昇した81.3%となった。供給が前年よりも下回ったにもかかわらず、予約が大幅に伸びており好調。方面別では特に北海道・関西・中国四国・沖縄方面が好調に推移した。
 期間中の下り便のピークは12月28日の93.2%。上りのピークは1月4日の91.1%となった。また臨時便ではJAL便として26便を運航予定で羽田発着の新千歳線10便、那覇1,00012便、函館線2便、釧路線2便。JTA便では中部-那覇線8便の運航を予定している。

〈国際線の方面別予約状況〉
・北米=提供座席数:5万3798 席(2.2%増)、予約数:4万4684人(14.1%増)、予約率:83.1%
・欧州=提供座席数:2万3230席(20.3%増)、予約数:2万301人(44.7%増)、予約率:87.4%
・東南アジア=提供座席数:6万8248席(6.1%増)、予約数:6万3250人(11.5%増)、予約率:92.7%
・オセアニア=提供座席数:8336席(54.7%増)、予約数:7169人(49%増)、予約率:86%
・ハワイ、グアム=提供座席数:2万3784席(4.6%減)、予約数:2万2321人(9.7%増)、予約率:93.8%
・東アジア=提供座席数:8万46 席(21.9%増)、予約数:6万8364人(45.5%増)、予約率:85.4%
■東アジアのうち
・北京、大連、天津、上海、広州=提供座席数:3万9380席(29.9%増)、予約数:3万379人(61.9%増)、予約率:77.1%
・香港=提供座席数:8140席(15.5%増)、予約数:7560人(50.5%増)、予約率:92.9%
・台北=提供座席数:1万8896席(9.5%増)、予約数:1万7770人(23.9%増)、予約率:94%
・ソウル=提供座席数:1万3630席(23.1%増)、予約数:1万2655人(42.9%増)、予約率:92.8%

〈国内線の方面別予約状況〉
・北海道=提供座席数:26万9951席(3.1%増)、予約数:22万2693人(9%増)、予約率:82.5%
・東北・北陸=提供座席数:12万1620席(0.8%減)、予約数:9万6983人(11.9%増)、予約率:79.7%
・関西=提供座席数:11万9516席(1.6%減)、予約数:9万9340人(5.4%増)、予約率:83.1%
・中国・四国=提供座席数:18万8273席(5%減)、予約数:15万3660人(9.6%増)、予約率:81.6%
・九州=提供座席数:37万2149席(1.3%減)、予約数:29万5655人(10.4%増)、予約率:79.4%
・沖縄=提供座席数:25万7361席(2.1%減)、予約数:21万1908人(6%増)、予約率:82.3%

※写真=国際線予約は好調に数を伸ばし、特にハワイ線ではほぼ満員となった