★ANAHD、ピーチを完全子会社化

　創業以来のパートナーFEから保有株譲渡

　ANAホールディングスは12月20日、グループ傘下でLCC事業を展開しているピーチ・アビエーションを、同日付で完全子会社化したことを発表した。
　2011年のピーチ・アビエーションの創業以来、パートナーとして同航空を支えてきた香港のるファーストイースタンアビエーションホールディングスが保有する7%のピーチ・アビエーションの7％の株式を、すべてANAホールディングスが譲渡を受けることで合意した。
　ピーチ・アビエーションは創業以降、2017年にANAホールディングスの連結子会社となり、新型コロナパンデミックという航空史上、最大の苦難を乗り越えた。その後、2024年度中間期では、収入が過去最高を記録。長距離を飛行可能なA321LRを導入し、関西－シンガポールという中距離国際線事業に進出するなど、あらたな展開をみせている。
　ANAホールディングスとしては、今後さらに訪日旅客が増加すると見込まれるとし、グループのLCCとして今後成長が期待できるピーチ・アビエーションを完全子会社化することで、更なる事業ポートフォリオの強化によるANAグループの成長と利益拡大に繋げていく方針だ。

※写真＝ANAホールディングスはピーチ・アビエーションを完全子会社化した