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空港スロット不足が経済成長の足枷に
空港側に発着枠最大化する義務提案
空港の発着枠拡大を巡り、世界の航空会社の業界団体である国際航空運送協会(IATA)と、世界の空港業界団体であるACIワールドが、激しい火花を散らしている。IATAは12月19日(ジュネーブ現地時間)、空港の発着容量不足が人々の渡航の自由を脅かし、経済を制約していると警鐘を鳴らし、空港サイドに改善を求めた。一方のACIワールドも同日、「空港だけで解決することができる問題ではない」とするなど、問題は航空会社サイドにもあるとの見解を示すなど、反発した。
IATAは空港インフラが航空需要の増加に追いつく見通しがほとんど立たないなか、既存のインフラからより多くの発着容量を生み出すよう、空港にインセンティブを与える方法について提案を含む白書を公表した。この白書のなかでは、空港側が発着枠を最大化する義務を強化するよう求めた。
※写真=空港の発着枠拡大を巡り航空会社と空港の業界団体が火花を散らした
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