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2024.12.25

WING

内倉空幕長、能登地震など24年5大ニュース

 空自70周年で同志国と連携強化、中露活動を注視

 

 内倉浩昭航空幕僚長は去る12月17日の会見で今年1年間を振り返り、航空自衛隊では元旦から能登半島地震で始まったとし、そのほか4点に1年間が集約されると述べた。日本周辺では中国・ロシアによる活発な活動が見られ、より遠方の中東では情勢の深刻化が進んだほか、欧州各国とは共同訓練などを通じて関係が進展したこと、さらには空自創立70周年であったと、空自の2024年5大ニュースについて明かした。
 内倉空幕長は1点目の能登半島における災害派遣活動について、「能登半島地震と9月の奥能登豪雨災害によって多くの貴い命が奪われた」とし、改めて亡くなった人々へ冥福を祈るとともに、被災者を慰労した。空自隊員は、発災直後から輪島分屯基地の隊員による救助活動を皮切りに、一丸となって多くの避難者を受け入れ、人命救助などを行っており、統合任務部隊が編成されてからは構成部隊の1つとして、長期間にわたり 給水・給食支援・巡回診療などへ献身的に従事したことを説明した。

 

※写真1=能登半島地震で被災者へ救難物資を輸送する(提供:航空自衛隊)

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