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富士山三角点、衛星測位で5センチ高く
国土地理院は、来年4月1日に全国の基準点の標高成果を改定する。その改定に向けた準備の一環として、今回、富士山において測量作業を実施したところ、富士山の三角点の標高成果が現在よりも5センチ高い、3775.56メートル(従来:3775.51メートル)となることが明らかになった。この新しい標高成果は、現段階ではまだ測量に使用することはできない。
国土地理院では管理する電子基準点、三角点、水準点等の基準点の標高成果について、4 月1日に衛星測位を基盤とする最新の値に改定するべく、その準備作業を進めているところ。長年の地殻変動で累積した標高成果のズレを解消するとともに、衛星測位を使用することで水準測量による標高取得よりも迅速に標高の取得などが可能になるとした。
※画像=衛星測位で標高成果を改定へ。富士山の三角点も5センチ高くなった(提供:国土地理院)
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