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2025.01.09

ウイングトラベル

★日本海外ツアーオペレーター協会、5年ぶり新年会

 旅行産業回復、今年こそ海外旅行復活実現へ

 

 日本海外ツアーオペレーター協会(OTOA)は1月8日、東京・御成門の東京プリンスホテルで「OTOA新年会」を2020年以来、5年ぶりに開催した。コロナ禍でしばらく開催を控えていたが、今回の開催には旅行業界から多くの関係者が出席、また、45カ国の大使、公使や観光局局長など多くの海外観光関係者も参加し、旅行産業の回復、海外旅行の復活に向けて今年の飛躍を誓った。
 冒頭、挨拶にたったOTOAの大畑貴彦会長は、新年の祝辞を述べつつ、2024年における旅行業界の動向について触れた。訪日インバウンド市場は急速に回復し、訪日外国人旅行者の消費が日本経済を活性化させたことを評価する一方で、オーバーツーリズム、ホテル不足、宿泊業界の労働力不足といった課題も指摘した。また、文化的な摩擦によるトラブルの増加や、外交関係の変動による不安定さが懸念事項として挙げた。
 アウトバウンドについては、インフレや為替動向が障壁となり、回復が遅れている現状を指摘。とくに円安の影響は深刻で、旅行需要に大きな影響を与えていることを強調した。国際交流と外交の重要性を再認識し、旅行業界が果たす役割について強調した。

※写真=2020年以来、5年ぶりに開催されたOTOA新年会

 

 大畑会長、アウトバウンド復活に官民一体の取組必要
 インバウンドと両輪、旅行の体験価値創出を