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2019.01.21

WING

岩屋防相、陸型イージス視察で静粛性強調

健康被害もなし、早期導入へ日米当局が協力

 

 岩屋毅防衛大臣は1月19日、米ハワイの太平洋ミサイル実験施設でイージス・アショア試験施設視察後に会見し、施設の性能面のみならず静粛性のほか、運用地域での健康被害が皆無であることを強調。「施設の持っている特性も、これからしっかりと地元あるいは国民へ説明していきたい」と述べて、陸型イージスの早期導入を実現したい考えを示した。さらに会見では、施設視察後にミサイル防衛局のジョン・ヒル副長官と会談したと話し、陸型イージスの早期導入のため「日米当局間で協力していくことで一致した」という。防衛省として、引き続き米国の協力を得ながら、日本の統合ミサイル防衛のために取組みを着実に進めていく考え。
 会見では、視察したハワイの施設や、稼働中のルーマニアの施設では、施設周辺の住民への安全対策に万全を期していること、さらに施設周辺から健康被害が発生していないことなどが、米側から説明されたとのこと。その上で、岩屋大臣は「まさに私のすぐ後ろでイージス・アショアが稼働しているが静か。こうやって会見も普通にできる」と話して、騒音が発生していないことを示した。施設の特性については、今後も地元や国民へ説明を行っていくとした。