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2025.01.14

WING

陸自第1空挺団、11ヵ国と国際空挺指揮官会議

 降下訓練始めで各国との連携披露、強固な関係示す

 

 陸上総隊第1空挺団は1月10日、習志野駐屯地で国際空挺指揮官会議(AIACC)を開いて参加各国
の空挺部隊間の関係強化に向けて運用や訓練など意見交換を行った。これは12日の令和7年降下訓練始め(NYJIP25)へ同盟国・同志国の空挺部隊などが参加することに伴って開催した会議。参加した空挺部隊などの指揮官は、昨年開催時の8ヵ国を大幅に上回る12ヵ国が参加して、強固な防衛関係を示した。
 AIACCに参加した国は日本のほか、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、フィリピン、ポーランド、シンガポール、イギリス、アメリカ。アジア地域のみならず欧米各国が多く参加し、国際的にアジア地域の関心が高まっていることを反映した。会議のテーマは「インド太平洋地域の平和と安定のため空挺部隊が果たすべき役割」で、空挺作戦部隊として相互運用性の向上に寄与する取組みなどを協議。厳しい安全保障環境の下で、各国空挺部隊間が交流することの意義は大きく、今後も連携強化を進めていくことで一致した。

 

※写真1=AIACCは日本を含め過去最高の12ヵ国が参加した

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