ベルギー、MQ-9B採用で維持運用支援に同国企業参画
維持整備、製造、情報処理、試験等5社がゼネラル・アトミクスに協力
ゼネラル・アトミクス・アエロノーティカル・システムズ(GA-ASI)は1月15日、ベルギー政府が最近同社製MQ-9Bスカイガーディアン無人機を採用したのを受けて、その運用支援、維持整備のため5社のベルギー企業と「チーム・スカイガーディアン・ベルギー」を組織したことを明らかにした。同チームに参加したのは機体メーカーのSABCA、電子機器メーカーのタレス・ベルギー、エスターライン、無人機試験施設のドローンポート、衛星通信技術会社のニューテックの5社。
SABCA社とは製造と整備修理についてのMOUを締結し、同社はベルギーにおけるMQ-9Bの初度導入、運用支援を行うとともに、今後全てのMQ-9B向け落雷防止構造の衛星通信レドームの製造も行う。SABCA社リンバーグ工場でレドームの製造、また、SABCA社ブラッセル工場に欧州初となるMQ-9Bのアクチュエータの整備施設を設ける。有人機の維持整備、部品製造で多くの実績を持つSABCA社はその実績を無人機プロジェクトに活かしていくという。
※写真=MQ-9Bスカイガーディアン無人機(提供:GA-ASI)