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ispace、ミッション2ランダーが月へ安定航行
初回の軌道制御マヌーバも実施、次は月フライバイ
民間による月面着陸・探査を目指すispaceの袴田武史CEOらが1月16日に記者会見に臨み、前日1月15日15時11分(日本時間)に、米国フロリダ州ケネディ宇宙センターからスペースXの「ファルコン9」ロケットによって打ち上げられたispaceの「ミッション2」向け「RESILIENCE」(レジリエンス)ランダーの飛行状況を説明した。
袴田CEOは同日16時44分に、無事にロケットから切り離されたことに説明し、「当社が設定している月面着陸に向けた10段階のマイストーンの2つ目、打ち上げ及び分離の完了を達成した」ことを明かした。
袴田CEOは「2022年12月のミッション1の打ち上げからおよそ2年1カ月で2機目のランダーの打ち上げを終えたことは、ispaceにとって大きな成果」であることを強調。「これにより我々は月面探査に向けた重要な一歩を踏み出した。 現在、ランダーは地球からおよそ15万5000kmを安定航行しており、次の目標に向けた準備が進んでいる」とした。
※写真=ロケットから分離されるランダー。NASAの中継映像より(提供:ispace)
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