ブーム、マッハ数1.122で超音速飛行達成

　超音速旅客機などの開発を進めているブーム・スーパーソニックは1月28日午前8時31分（太平洋標準時）、超音速実証機「XB-1」の12回目の飛行試験において、ついに音速の壁を突破した。機体は高度3万5290フィートまで上昇し、最高速度がマッハ数1.122（652ノット）を記録した。
　この飛行試験に臨んだのは、チーフテストパイロットのトリスタン・「ジェペット」・ブランデンブルグ氏。34分間のテスト飛行中、「XB-1」の超音速飛行を達成した。その飛行経路は「ベルX-1超音速回廊」と、モハベ砂漠上空の「ブラックマウンテン超音速回廊」を横断するかたちとなった。