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2025.01.31

WING

ロッキード、CJADC2統合射撃能力をイージスシステムで支援

 イージス火器管制機能を海上インフラ以外にも

 ロッキード マーティンは1月29日(米メリーランド州ベセスダ)、日米共同統合演習「キーン・ソード」において、米軍と海上自衛隊および陸上自衛隊に対して、統合長距離射撃能力を提供したことを発表した。この成果をもとに両者は、共同統合全領域指揮統制(CJADC2)能力の構築を進めていく方針だ。ロッキード・マーティンによれば、今回の統合演習において、イージスシステムの火器管制機能を海上インフラストラクチャ以外にも配備できる形態として展開したという。
 「キーン・ソード」は自衛隊と米軍の戦闘即応性および相互運用性の向上を目的に、1986年から2年に1度実施されている二国間訓練だ。日本近海で実施した今回の「キーン・ソード」では、地上目標を攻撃する海軍特殊作戦任務において、仮想イージス・ウェポン・システム(VAWS)が第3マルチドメイン・タスクフォース(MDTF)を支援した。