ウイングトラベル
★ローカルガイドの育成へ地域戦略を一段と強化
観光庁、有識者会議で今後の方向性提示
観光庁はこのほど「地方部における観光コンテンツの充実のためのローカルガイド人材の持続的な確保・育成に向けた有識者会議」の第9回会合を開催し、今後の人材確保・育成に向けて今後の取組の方向性について示された。ローカル人材の持続的な確保・育成に向けては人材を確保し、育成し、そしてその人材が活躍することのできる市場を形成していくことを一体的にバランスよく取り組む必要があるという前提のもと、2025年度は地域における戦略・取り組みの方向性を示した上で実証事業を展開していくこととした。
ガイドのすそ野拡大と、需要への対応が最優先課題
人材確保と市場形成を一体的に取り組み
日本の観光をさらに発展させていく上で持続可能な観光地域づくりが求められていることや政府が2030年までの目標として設定している訪日外国人旅行者6000万人の実現に向けたキーポイントとなるのが地方部における観光コンテンツの充実とその素材を活かして旅行者に魅力を紹介する「ローカルガイド」の存在だ。
観光庁では人材が限られる地方部において、ローカルガイド人材を無理のない形で持続的に確保育成し、観光コンテンツの持続的な供給や地域消費の向上へ結び付けるために、地域レベルでどのような取り組みやビジネスモデルが必要であるかを検討することを目的として、有識者会議を立ち上げて昨年5月から議論を重ねてきた。
※写真=地方部のローカルガイド育成へ今後の方向性を整理(写真はイメージ)