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★JAL第3四半期決算、国内旅客伸ばし10.9%増収
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引き続き好調なインバウンド、日本発ビジネス獲得も
日本航空(JAL)は2月4日に2024年度第3四半期決算(2024年4月1日~12月31日)について、売上高が前年同期比10.9%増の1兆3859億円で、営業費用が11%増の1兆2537億円となって、EBITが11.9%増の1442億円、純利益が6%増の910億円になったことを発表した。特に売上げは航空系・非航空系とも前年を上回って増収増益で、通期業績予想の達成へ順調に推移しているとした。通期の予想および配当予想については変更しなかった。
当日会見を開いた斎藤祐二副社長は、収入・利益とも計画を達成し、特に10~12月の第3四半期単独では売上4841億円、EBIT585億円と、再上場後として最高額になったと説明。これは国際線旅客では、旺盛なインバウンド需要を取り込んだことと、緩やかに回復している日本発ビジネス需要を取り込み、旅客数を伸ばしたためだという。
さらに国内線旅客は、上期まで前年よりも予約が減少し、売上げ約60億円の計画未達で推移していたが、第3四半期に定期便を中心とした需要喚起策を行うなどして国内旅客の取り込みに成功したことを説明した。この需要喚起策によって「団体旅客が回復の兆しを見せた」という。また第3四半期に国内線需要が挙がった理由について、本来需要が強い時期だった夏場が猛暑だったため、10・11月には旅行シーズンとして最適だったこともあって、需要が高まったと分析。単独の期間としてはロード・ファクター(L/F)が過去最高レベルだったため、十分に国内線収入を確保できたとした。
※写真=第3四半期は単独で国内線の需要を取り戻し、全体で増収増益となった