ウイングトラベル
★豪クイーンズランド州、為替の強み訴求
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ケアンズ&ゴールドコーストセミナー開催
オーストラリアのクイーンズランド州にあるケアンズ観光局とゴールドコースト観光局は、ワークショップ形式のセミナーを東名阪の3都市で開催、ケアンズからは12社、ゴールドコーストからは11社のサプライヤーが参加した。セミナー冒頭の挨拶で、同セミナーに協力したクイーンズランド州政府観光局マーケティング部長の柴田正三氏は、「オーストラリアドルは、米ドルに比べて為替の影響を受けていない」と強調。さらにオーストラリアの航空会社が燃油サーチャージ込みの運賃を設定している点や、チップがない点、時差が年間通して1時間(クイーンズランド州の場合)な点を挙げ、「こうした基本情報を皆さんに改めて認識していただきたい」と語り、クイーンズランド州の強みをアピールした。今年は州全体として、需要の戻りが弱いレジャーのパッケージ需要やMICE需要の底上げを図る意向だ。
日本からクイーンズランド州への旅行需要は、「昨年、州全体でコロナ前の2019年比で7割程度」(柴田氏)まで回復。なかでもケアンズは9割まで戻すなど、日本のアウトバウンド需要全体と比べ、いち早い回復を見せた。
その一方で、苦戦したのがゴールドコーストやブリスベン方面のパッケージ需要。今年は「セミナーやFAMを増やしていく」ことで需要喚起を図る。またMICE需要においては、「団体需要の85%が教育団体」とのことで、今後は旅行会社と組んだ団体プロモーションでMICE案件の誘致を進める。
※写真=左からクイーンズランド州政府観光局柴田氏、ゴールドコースト観光局小林氏、ケアンズ観光局坂本氏