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中谷大臣、今後の防衛費「日本自身の判断で決定」
首脳会談で防衛費言及せず、計画通りの防衛力強化
中谷元防衛大臣は2月12日の会見で、去る7日に米国で行われた日米首脳会談について、米側から「防衛費増額にかかわる要望が具体的にあったわけではない」として、国家安全保障戦略として2027年度に目指す防衛力の抜本的強化のための予算水準となっているGDP比2%に達するよう「今後の予算水準については、日本自身の判断で決定していく」ことを強調した。首脳会談では米側から防衛費をさらに引き上げるよう求められることが懸念されたが、これまでの計画通り防衛力強化に努める考えを示した。
今回の首脳会談では実りのある成果が得られたとして、引き続き国家安全保障戦略などに基づくかたちで防衛力の抜本的強化を着実に進めるとした。日米間では、あらゆるレベルで日米同盟をさらなる高みに引き上げるとし、日本の抑止力・対処力を強化する取組みについて「不断に検討して進めていく」とした。
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