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★JNTO、先進的な取組みで3認定案内所を表彰
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訪日客向けの独自企画や緊急時の避難対応など評価
日本政府観光局(JNTO)は、2月20日に都内で行われたJNTO認定外国人観光案内所全国研修会において、2024年度に独自の取組みで顕著な実績をあげた認定案内所に対して表彰を行い、大分県の「ワンダーコンパス別府」、奈良県の「奈良県猿沢イン」、福岡県の「福岡空港国際観光案内所」の3カ所を表彰した。
認定外国人観光案内所の表彰は、2022年から実施しているもの今年度は2023年10月から2024年9月末までの取組みを対象に3つの部門に分けて審査が行われた。
「訪日客へのホスピタリティ」部門でワンダーコンパス別府と奈良県猿沢インの2施設を、「連携強化による観光案内の質の向上」部門で福岡空港国際観光案内所を「案内所における災害対応」で奈良県猿沢インを選定した。
授賞式に先立ち、主催者であるJNTOの蒲生篤実理事長は、会場に集まった認定案内所研修会参加者に対して、日頃国や地域の顔としてホスピタリティを持っておもてなしを行う観光案内所の人々に感謝を述べたうえで、「今年は大阪・関西万博もあり、世界各国からより多くの訪日外国人が地域を訪問するので、外国人観光案内所の役割がいっそう重要となる年である。JNTOでは、地域の架け橋となる認定案内所の役割と目指すべき未来にスポットを当てた取組みを実施している。ぜひ今回の表彰式や研修会でも有益な情報や知識を得て日々の業務に役立ててほしい」と述べた。
続いて来賓である観光庁の国際観光部国際観光課茂木勇外客安全対策室長から、観光庁が監修する訪日外国人旅行者に対する災害時情報提供アプリ「Safety tips」や海外旅行保険加入促進の取組や厚労省と連携した外国人観光客を受け入れ可能な医療機関情報の公表などについての紹介が行われた。
表彰された3施設からは、それぞれ取組みに関する発表が行われた。
※画像=JNTO認定外国人観光案内所表彰において、JNTO蒲生篤実理事長(写真中央)と受賞者たち。