WING
焼津市、静浜基地の航空機発着機能強化を要望
ブルー発着で集客、災害時の外来機受入れ強化
焼津市の中野弘道市長は1月24日、静浜基地環境整備に関する要望書を提出して、ブルーインパルスが同基地へ発着可能な整備について求めた。要望書では、ブルーインパルスによる基地発着を含む展示飛行が実現することで、航空祭でより多くの来場者が見込まれるとし、さらには災害発生時に様々な航空機が発着可能となれば、緊急時の支援にも利便性につながり、大きな意義があるとしている。
焼津市では、昨年の大井川町合併10周年記念の行事で、ブルーインパルスが展示飛行を実施。会場には多くの人が来場したということで、中野市長は感謝の意を示した。さらに、静浜基地が航空士育成の拠点として機能しているだけでなく、南海トラフ地震など災害発生時には地域住民の一時避難場所として厚生棟などを開放するよう焼津市と覚書を交わしていて、防災面で市政に大きく貢献しているとした。そのため、市の活性化ならびに災害時の機能強化のため、基地の発着能力を強化するよう求めたという。