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2025.02.25

ウイングトラベル

★JNTO、高付加価値旅行の商談会を開催

 世界16カ国の旅行会社40社が参加

 

 日本政府観光局(JNTO)は高付加価値旅行をテーマとした商談会「Japan Luxury Showcase(ジャパン・ラグジュアリー・ショーケース)」を2月16日~21日にかけて開催した。今回は欧米豪・中東の16カ国から40社を招請。国内9コースにわかれてファムトリップを実施したほか、国内の宿泊施設・旅行手配会社(DMC)・運輸事業者など45社のセラーとの商談会を実施した。また、今回は新たな試みとしてバイヤーとセラーによるネットワーキングイベントを開催。バイヤーとセラーの距離感を縮めることで、より活発な商談を行うことができる環境を整えた。

 
 観光庁選定のモデル地域中心に地方誘客促進
 9コースで視察旅行、特別な体験企画盛り込み

 

 今回のジャパン・ラグジュアリー・ショーケースは訪日旅行消費額の増加と地方への誘客強化を目的に、ラグジュアリートラベルのコンソーシアムに加盟する欧米豪・中東地域の旅行会社を中心に招請を行った。
 視察ツアーに関しては観光庁が高付加価値旅行の地方誘客促進に向けてモデル地域として設定している14地域の中から「日光・八幡平」「北陸」「松本・高山」「伊勢志摩」「奈良・和歌山」「せとうち」「阿蘇・雲仙」「沖縄」の8地域。それに東京~京都の「ゴールデンルート」を加えた計9コースを設定した。
 このうち「日光・八幡平」コースは「将軍の歴史文化と知る人ぞ知るパウダースノーを体感する旅」をテーマとし、カナダ、米国、メキシコ、英国、カタールの旅行会社が参加した。
 アクティビティとしては、日光東照宮において「将軍着座の間 特別祈祷ツアー」「ガイドと行く森の体験スノーシューツアー」「安比漆器工房視察と体験」などを体験してもらったという。
 また、視察旅行の各コースでは国際ブランドのホテルだけでなく、旅館の滞在も設定するなど、日本ならでは高付加価値を提案するコンテンツを用意した。

 

※写真=視察旅行の模様(日光・八幡平コース、JNTO提供)