WING
JALガンダムJET発進、全国で万博開催の機運醸成

限定ガンプラ付きツアー、レストランバス運行も
日本航空(JAL)は3月3日、羽田空港のハンガーで「JALガンダムJET」のお披露目会を行った。この特別塗装機は、4月に大阪夢洲で開催される大阪・関西万博の記念塗装が施された737-800型機。機体前方には万博のマスコットキャラである「ミャクミャク」が描かれ、機体後方には万博のパビリオンで活躍する「ガンダム」が描かれており、万博の盛大な開幕に向けて機運を高める。
ガンダムJETはバンダイナムコホールディングス(東京都港区、川口勝社長)と共同で運航する機材。当日は、羽田から徳島へ向かうJL461便として初就航となった。今後は国内各線へ就航する。機体に描かれたのは、バンダイナムコが万博へ出展するパビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」の映像に登場する「RX-78F00/Eガンダム(EX-001グラスフェザー装備)」で、11月ごろまで全国の空港で万博を盛り上げていくことになる。
お披露目会であいさつしたJALの西日本支店社長の宮坂久美子常務は、「ガンダムの推し活で世界と日本、日本の各地をつなげることができるのではないか」と期待を寄せる。世界の中で愛されているガンダムとのタイアップで日本各地へ旅行したくなるような企画を展開していくという。例えば限定のガンプラ付きの記念ツアーや、ガンダムJETと同じデザインのレストランバスを運行することで、地域の特色を出しつつ、旅行の機運を高めたい考え。そして開幕が迫る万博のテーマが「命輝く未来社会のデザイン」であり、そのためにJALでは「多くの人や様々なものが自由に行き交う心弾む社会未来の実現を目指す」と述べた。