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2025.03.11

ウイングトラベル

★旅行プロが選んだ韓国の「絶景」30カ所選定

 KTOとJATA、地方観光活性化へ新たな誘致策

 

 韓国観光公社(KTO)は日本人観光客の地方訪問を促進する新たな取り組みとして、日本旅行業協会(JATA)アウトバウンド促進協議会(JOTC)韓国ワーキンググループと共同で「韓国絶景30選」を新たに選定した。
 今回選ばれた「韓国絶景30選」は、韓国観光写真公募展の受賞作などをベースに絶景候補を構成。これらの候補を対象に、地域へのアクセス性、周辺観光地との連携性、地域名物料理などを総合的に考慮したうえで、JOTC韓国ワーキンググループに所属する14の旅行会社の韓国商品造成専門家が最終選定した。
 選ばれた絶景は、雪岳山、東宮と月池、海東龍宮寺など韓国国内でも人気の高い観光スポットのほか、済州セビョルオルム、順天湾国家庭園(順天湾湿地)、馬耳山など日本人にはまだなじみの薄い絶景も多数含まれている。日本人観光客の地方訪問を促進する趣旨から、ソウルのスポットは対象外とした。
 具体的な取り組みとしては、まず「絶景30選」を訪れる旅行商品の企画と販売促進のため、3月中に東京、大阪、福岡を巡回して地域旅行会社を対象に「絶景30選」を紹介するセミナーを開催する。
 また、3月と4月には旅行会社の旅行商品造成担当者とメディアを対象の視察ツアーを実施する。さらに、年末にはJATAと共同で、2025年に発売した絶景訪問旅行商品を対象とするコンテストを開催し、優秀商品を選定して表彰するなど、旅行会社向けのインセンティブ施策も用意している。

 

※写真=韓国観光公社とJOTCが韓国「韓国絶景30選」を選定