ウイングトラベル
★羽田2タミのサテライト本館接続、19日供用開始

搭乗口増え6スポ国際専用へ、国際線出発4便増
日本空港ビルデングと全日本空輸(ANA)は、羽田空港第2ターミナルへ3月19日から供用を開始する北側サテライトと本館との接続部分をメディア向けに公開した。従来、本館とサテライト間の移動は専用バスを使用しなければならないが、19日以降は徒歩で移動できるようになる。さらに、5スポットを新たに設置して駐機数を増加。それに伴って3月30日からは国際線専用スポットが増えることになり、2タミからの国際線出発便が4便増の34便となる。
接続部が供用開始となることで、サテライトの46~48番スポットは供用開始後、47~49番スポットへ名称が変更となる。新設の接続部は約430メートルあり、そこへ新たに50~52番の3スポットを設置。そのうち50番と51番はマルチスポットとなっているため、2タミでは最大5スポットが増加することになる。
ANAによると、専用バスを使用せずに移動できるようになることで、2タミ発着便の快適性・利便性が大幅に向上することになるという。これまで2タミで国内線を利用する人の約4割がバスを利用してきたが、歩いて移動できるようになったことでバス利用が全体の約2割まで減少することになる。徒歩での移動距離は増えることになるものの、最も端に位置する新47番スポットまでは、動く歩道(MSW)を使わなくても本館から約14分の移動時間。MSWを活用することでさらに時間を短縮できるほか、各種モビリティによって移動の快適性向上を図ることができる。
国内線のスポットが増えたことで、ANAは2タミの国際線を増強することができる。現在、国際線と国内線の兼用スポットとなっている66~70番スポットは、3月30日から国際線専用のスポットとなる。そうすることで国際線の出発を4便増やせるようになり、2タミの国際線出発便が34便になる。この4便として今のところ予定しているのが、上海2便とロサンゼルス2便。国内線との乗継利便性がさらに向上することになる。
※写真3=接続部の供用開始を喜ぶ左から日本空港ビル執行役員の髙橋将氏、ANAの勝岡陽一東京空港支店長